機関リポジトリでの著者は、各大学毎に持っているデータ、運用が異なります。それが最も大きく影響するデータが著者データです。
姓名、姓名カナ、姓名英語、所属、所属英語などのCiniiベースの著者を使用する場合もあれば、
著者IDを使用して教員ページへのリンクを生成したり、姓名だけで管理したりと様々です。
Earmasでは導入機関独自の著者フィールドを作成して、運用に合わせたシステムを構築を行っています。
機関リポジトリシステムを構築する際に教員DBなど他のシステムとの連携を行う場合があります。 Earmasには標準でデータ連携を行う仕組みがありますが、教員DB側の仕様に合わせて連携APIのカスタマイズを行っています。
連携方法としては、APIを使用した他システムからのデータ登録・論文データの検索、Earmasでデータの公開・削除を行った時にCSV出力を行い、他システムでそのデータを取り込むというパターンや、専用のページを作成しリポジトリ、教員DBがお互いに差分を収集するパターン等があります。
Earmasは項目を指定して、雑誌名->巻->号のように展開しながら表示させる機能を標準で備えていますが、
デザインや表示項目は全体のデザインや表示項目を使用します。
もし、雑誌毎にデザインや表示項目が異なるオリジナルなページが必要になった場合は、
カスタマイズで個別のデザインや表示項目の雑誌ページを作成することができます。
Earmasはシステムの設定がすべて設定ファイルに記述されています。 同じようなメタデータの構造・システムの機能を持つリポジトリを複数稼働させる場合、 ファイルをコピーするだけで設定が完了します。
Earmasは1つのサーバに複数のインストールする事ができます。
初期ではデータ量が少ない大学の場合、複数の大学のリポジトリを1台のサーバで稼働させ、
運用後にデータ量が増えたら別のサーバに移行するといった柔軟な運用が可能です。
(1つのサーバに最大で15リポジトリの稼働実績があります。)
サーバライセンスを利用すれば、参加大学の増減で費用が変化する事がなく 参加機関が未確定である場合などに柔軟システム構築が可能です。